第2号(2008/8/1)●1面

G8サミットは破産した!
彼らに解決能力はない

関西生コン支部 反G8サミット全国キャラバン隊、ミキサー車で札幌市内をデモ隊と共に行進(2〜3ページに特集記事)


日本漁民の怒りを知れ!
全国漁民20万隻が一斉休漁

 燃料費の高騰による経営難に対する対策を求め、全国漁業協同組合連合会(全漁連)など主要17団体を中心に全国40都道府県の漁船20万隻が7月15日、一斉に一日休漁。同日、東京では日比谷野音で「漁業危機突破全国漁民大会」が開かれ、政府に燃料費高騰の補填を求めた。会場には大漁旗が掲げられ、「国は水産食料の確保に責任を果たせ」などのスローガンを書いた垂れ幕やプラカードが掲げられていた。集会のあと、デモ行進に移り、漁民、漁業関係者たちは霞が関周辺に向けてシュプレヒコールで怒りを叩きつけた。


核空母の横須賀母港化阻止
一万五千人が抗議のデモ

 横須賀基地が米軍の原子力空母ジョージ・ワシントンの母港にされようとしている。7月19日、これに反対する集会が横須賀ヴェルニー公園で行われ、炎天下の会場に全国各地から労組や市民ら一万五千人が結集した。
 集会では社民党福島瑞穂党首、山内徳信参議院議員などから次々と挨拶があり、集会後、強い抗議の意志を持ってデモが行われた。
 空母ジョージ・ワシントンは今年5月、洋上で火災を起こしてサンディエゴで修理中。もしも核空母が横須賀で火災を起こし、それが火薬庫に引火すれば、関東全域が放射能汚染地帯となる。またこの空母は今まで以上に強力な戦争の出撃拠点にもなる。断じて母港化を許してはならない。


大阪府警・西成署の労働者への暴力を許さない!
稲垣さんらを即時釈放せよ!

「ワシらを人間扱いせえ!」

 6月13日―17日、5夜にわたって、西成署に対し釜ヶ崎労働者の積年の怒りが爆発した。
 釜ヶ崎地域合同労組が、今回の西成警察署に対する抗議行動を始めたのは、「お好み焼き屋の女性店員の客を客とも思わない対応と、それに輪をかけた西成署の釜ヶ崎労働者に対する人を人とも思わないリンチにも似た暴力行為」に端を発している。病院の診断書には全身打撲全治10日。西成署でリンチを受けた労働者の首には、首を一周する赤いミミズ腫れのようになった傷があった。
 13日、稲垣さんと労働者の2人が街宣車に乗り、西成署に謝罪と補償を求め抗議行動が始った。その抗議が拡大したのは、「ワシらを人間扱いせえ!」という労働者の怒りに他なりません。それはまた、「生きること」そのものが脅かされている非正規雇用労働者の若者たちの共感を呼んだ。
 5夜の闘いで17名が逮捕され、18日、稲垣さんは「道路交通法違反」で令状逮捕された。同日夕方には、西成署前で、「稲垣さんを返せ!」「パクッた仲間を返せ!」「署長は謝れ!」と労働者の抗議行動が闘われた。

稲垣さんの拘留開示公判での意見陳述

 7月2日、稲垣さんの拘留開示公判が大阪地裁であり、45の傍聴席に釜ヶ崎労働者や支援労組など倍以上が駆けつけた。稲垣さんは、意見陳述で、今回の抗議行動の発端になったお好み焼き屋の事件、西成署の労働者への暴行を詳しく語った後、「釜ヶ崎の労働者が抱える問題は基本的に何ひとつ解決されてないということを実感しました。私自身の反省も含め、問題解決のため釜ヶ崎の労働者と共に活動を続けたいと思っています。」と語り、留置されている大阪府警本部での不当な扱いの抗議もした。最後に、6月20日の裁判官による勾留取消しに検察の準抗告があり、その書面に組合が準備して「労働者にビールを配った」とのデマに対して以下のように反論した。
 「実際は、お酒のワンカップです。私が演説しているところに近所の酒屋の人が来て、『労働者の人に飲んでもらってくれと頼まれて酒を持ってきているのですが』と言いました。私は『そんな物、要りません』と断ったのですが酒屋さんは『代金ももらっているので私が困ります。宣伝カーに積みましょか』と言われたので『そしたら積んどいて』と言って再び演説を始めました。組合が事前に用意したものではありませんし、そんなことをして人を集めたことは一度もありません。しばらくして宣伝カーの中を見ますと段ボールの箱が積んであったので、「カンパでもらったので配ります」と言って私のすぐ左に出しました。複数の新聞記者の話では、『西成署は労組がビールを配って労働者を集めて煽っていると言ってますよ』ということでした。酒で労働者があおられるという警察の労働者を見る目こそ、労働者をバカにしていることのあらわれと抗議し、不当逮捕されている15名の労働者を即時釈放するよう訴えて、私の意見陳述を終わります。」
 7月5日「大阪府警・西成署の暴力を許さない!逮捕者を返せ 7・5緊急集会」が釜ヶ崎三角公園で行われた。釜ヶ崎労働者に加え、山谷、笹島からも多くの仲間が駆けつけ、また連帯ユニオン関生支部、北大阪合同労組等も参加し200人近い結集となった。
 今回の釜ヶ崎暴動は、直接には「西成署の差別・暴力」を問いただす直接行動であった。しかし、同時に権力や資本を持つ者が、暴力的に世界を支配しようとする現代の「新自由主義的世界支配」であるG8を撃つ闘いと重なるものであった。大阪のG8財務相会合取材で来阪していたイタリアのTV局が取材に訪れ、世界的に報道されました。全国から西成署への抗議の声を上げ、別紙「抗議声明」への賛同署名の輪を広げよう。
(N、7月6日記)
(「抗議声明」5頁参照、追記―稲垣さんはその後、起訴された。)


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