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第17号(2010/2/1)●8面 HOMEへ |
「カティンの森」の悲劇は、知る人ぞ知る大虐殺事件であったが、戦前のナチスドイツとソ連との関係、戦後の冷戦構造や、被害国であったポーランドが、ソ連の「衛星国」という立場にあったことなど、いくつもの複雑な歴史的経緯の中で、長く歴史上のタブーとして封殺されてきた。 物語は、1939年9月1日ドイツに、そして17日にはソ連によって侵略されたポーランドの、ソ連に捕虜になった約1万5千人のポーランド人将校が、行方不明になったという大事件で、当時、この事件は、ナチスドイツはソ連の犯行であると主張し、ソ連はナチスドイツの犯行であると主張し、互いに自らの政治的立場を有利にしようとするためのプロパガンダとして、大宣伝、利用された事件であった。 その後、歴史上のタブーとして、語ることさえはばかられるような時代が長くつづいたが、1989年、ポーランドの雑誌が、虐殺はソ連軍によるものであると、その証拠を掲載、翌1990年、ソ連政府は内務人民委員部(後のKGB)による犯罪であることを認め、その2年後、ロシアのエリツィン大統領は、スターリンが直接署名した命令書によって行われたことを言明した。 事件発生以来、実に50余年の歳月を経なければ、事実確認すらできなかったというこの重い事実は、一体何を、どう、物語るというのだろうか。 そして、この事件で父親が殺された遺族のひとりでもあるワイダ監督にとっては、この事件を映画化したいと思いたってから、実に70年の歳月を要した。 映画は、ワイダの父親である主人公の、妻、娘、母といった女性達を中心にして、物語が進行する。 虐殺された者たちの悲しみと怒りを、生き残った女性たちが、決して風化させまいと強く生きる姿は、ワイダ監督自身の観る者へのメッセージでもあるだろう。 そして拳銃によって後頭部を打たれて次々と殺されていくシーンが、次から次へと、これでもか、これでもか、と続いて終わるラストシーンは、この大虐殺をされた死者たちの、そして、ワイダ自信の痛憤の抗議と告発の叫びであり、二度とこのような歴史をくり返してはならないという、ワイダの、全世界の人びとへ向けたメッセージであると言えるだろう。 (東京・神田「岩波ホール」にて、2月19日まで上映中)
![]() ![]() 当日は朝9時半より在日韓国YMCA3階のほぼ全室と9階ホールを使って、多くの分科会が開かれた。「食の安全、遺伝子組み換えと農業問題」分科会では、遺伝子組み換え食品の危険性が指摘されているが、その生産は国際的食品企業によって拡大されてきており、もはや我々が自由に選択できない状況にあることなどが報告された。 「自治体民営化問題と公契約条例」分科会では、民営化の実態、労働者の雇用不安定化や低賃金化などについて語られた。また千葉県野田市で全国で初めて最低賃金に関する「公契約条例」が制定され、注目すべきこととして紹介された。
「ル・モンド・ディプロマティークで読むもうひとつの世界」ではこの新聞に掲載された記事を契機としてATTAC運動が発足した経緯が述べられ、今、世界中の多くの地域と言語でこの新聞が読まれていることが紹介された。また中東地域の情報についてもル・モンド・ディプロマティークは極めて重要な役割を担っている。 午後3時15分からは変革のアソシエ主催による特別講座が開かれた。小西誠氏を講師として、冷戦後の安保体制の変容と、それに伴う日本の防衛体制の変更、自衛隊の任務と配備の変化などが提起された(詳細は、次号)。 それぞれの分科会の成果に基づき6時より9階ホールにて全体会が催され、多数の出席のもとで各分科会の報告が行われた。 なお、このあと大阪でも3月21日〜22日の2日間にわたって開催される。
1 2009年(平成21年)12月4日(金)午後1時頃、京都市南区にある京都朝鮮第一初級学校校門前において、授業中に、「在日特権を許さない市民の会」等のグループ数名が、「朝鮮学校、こんなものは学校ではない」「こらあ、朝鮮部落、出ろ」「お前らウンコ食っとけ、半島帰って」「スパイの子どもやないか」「朝鮮学校を日本から叩き出せ」「北朝鮮に帰ってくださいよ」「キムチくさいねん」「密入国の子孫やんけ」などの罵声を拡声器等で約1時間に渡って同校に向かって大音量で浴びせ続けるという事件があった。その際には、公園に置いてあった朝礼台を同校の門前まで運んだり、門前に集まって門を開けることを繰り返し求めたり、公園にあったスピーカーの線を切断するなどの行為も行われた。 2 このグループは、同校に隣接する勧進橋児童公園の使用を巡って、同校を批判しているようである。
3 これらの嫌がらせや脅迫的言動は、朝鮮学校に通う子どもたちやその家族、朝鮮学校関係者など在日コリアンに不安と恐怖を生み出しており、国籍や民族による差別をなくすための早急な対策を講じることが必要である。インターネット上で公開されている動画を見る限り、これらの行為は違法な行為に該当する可能性があるので、警察において必要な対処をすべきである。
当会は、今後、国籍や民族の異なる人々が共生する社会の実現に向けて、いっそう積極的に取り組む決意である。 以 上 2010年(平成22年)1月19日
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6月2日(火)、船橋市勤労市民センターにおけるペシャワール会福元満治事務局長のアフガニスタン現状報告と訴えの一部始終を「We命尽きるまで」の藤山顕一郎監督が熱く撮ったDVDを希望者に頒布します。送料別で1枚千円。編集完成まで若干日時がかかります。ご了承下さい。お申込は『コモンズ』まで
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●先日、ごく親しい友人同士のグループメールに、突然、ある友人から窮状を訴えるメールが届いた。失業4カ月、家賃も払えない。こういう頼み事は気軽にできるものではない。よほどの事だったのだろう。そこで友人同士が工面して当座の家賃分くらいが集まった。ある友人は、「富裕の者が貧しい者を救うのは当たり前。お返しなど期待していない」と言ったが、その友人も裕福ではない。今の時代、「貧しいものがもっと貧しいものを救う」「貧しい者同士で助け合う」という時代である。 助け合いが団結力を高める。多くの人が「助け」を求めている。いま編集子は多くの人々に助けられている。その自分はこの新聞を通じて多くの人の助けとなることをめざしたい。安保・沖縄問題でゆれるこの一年が正念場となる。(幹)
■ 春闘に勝利しよう |
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