第23号(2010/5/5)●2〜3面
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ドキュメント
沖縄に呼応し、首都圏で
政府・国会へ連続行動!


3月19日
鳩山首相、
県内移設案を提唱
 この日鳩山首相は「県外移設は難しい」と発言。23日には米軍普天間基地「移設」問題に関する閣僚会議で辺野古キャンプシュワブ陸上案と「勝連沖」案とセットで、「首相の腹案」として一部機能の徳之島移設案がまとめられる。「最低でも県外」という選挙公約をかなぐり捨て、アメリカの脅しに屈し、地元の民意も踏みにじる鳩山政権の迷走ぶりは、ここへ来て沖縄県民の怒りの火に油を注ぐものとなった。


3月30日
「沖縄・緊急意見広告運動」が
記者会見
 参議院議員会館にて「沖縄・緊急意見広告運動」の記者会見が行われ、4台のテレビカメラを含む多数の報道関係者が押し掛けた。本土のマスコミはほとんど報道しなかったが沖縄タイムスなど地元紙に掲載された記事を見た読者からの問い合わせが意見広告事務所に殺到する事態となり、運動の飛躍的拡大が実感されるものとなっていった。


4月6日〜9日
首相官邸前で抗議の座り込み
 首相官邸前には、急遽上京した安里英子さん、安次富浩さん、金城実さん、知花昌一さん、知花盛康さん、真喜志好一さんらの呼びかけによって多数の市民団体や個人が駆けつけ、「普天間基地閉鎖、県内移設反対、基地はどこにもいらない」の座り込みが決行された。山内徳信、服部良一、糸数慶子各議員らも「ウチナンチューをなめるな」のパネルを前に座り込んだ。9日には伊波宜野湾市長も激励に駆けつけ、4日間の座り込み者の数はのべ1100名に達した。


4月14日
日比谷で普天間基地即時・無条件
撤去を求める集会
 全労連系の実行委員会主催による「沖縄県民と連帯し米軍普天間基地の即時・無条件撤去を求める4・14中央集会」が日比谷野音で開催され、全国から5000人が集まった。この日、会場入口前での「意見広告運動」の訴えは好感を持って迎えられ、呼びかけビラ2000枚がたちまち無くなったばかりでなく、入口付近で呼びかけビラを読み「うちの会員300人に配布するからあとで送ってくれ」という申し出も寄せられた。


4月18日
徳之島島民の過半数が
基地移設に抗議
 徳之島では、4200人が結集した3月28日の「米軍基地移設反対大会」に続き、徳之島、伊仙、天城の3町長始め60団体の主催による米軍基地移設反対集会が開かれ、全島民2万6000人の半数を超す1万5000人が参加した。


4月19日〜22日
下地さんが抗議の
ハンガーストライキ
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの下地厚さんが衆議院議員会館前でハンガーストライキを貫徹した。下地さんの行動は地元沖縄2紙に掲載され、本土でも21のメディアがこれをとりあげた。「鳩山政権は、普天間基地問題でキャンプシュワブ陸上案とうるま市沖案にすりかえ、これまで以上に軍事基地の負担を沖縄へ押し付けようと画策しています。これは明確な沖縄差別であり、絶対に許すことはできません。
1945年の米軍占領以降65年間、沖縄に住む人々の人権は蹂躙されてきました。常に『平和世』を願う沖縄の人々の願いとは真逆の方向で、軍事基地はますます強化され、米軍による事件・事故、軍事基地が存在する為の被害は後を絶ちません。普天間基地問題が大きな問題となって以降今日まで、沖縄の民意は特にはっきりとし、それは「普天間基地の即時閉鎖・返還」であり、「新たな軍事基地は、県内に作らせない」なのです。
昨年8月の総選挙時に公約した『最低でも県外へ』の発言「沖縄県民の負担軽減の観点から米軍再編や在日米軍基地の在り方について見直しの方向で進む」とした3党の連立合意はどこへいったのですか?『復帰』38年目にして、沖縄に強大な軍事基地を造ろうというのですか?鳩山政権は沖縄の人々に、これまで以上の負担を強いるのですか?
私は高校卒業後、東京に出てきてから72年余り、故郷としての沖縄をこの地から見続けてきました。もう今回ばかりは我慢なりません。以上の理由から、私は、72時間のハンガーストライキを決行し、私の抗議の意思を明らかにします。」(72時間ハンガーストライキ決行にあたっての決意表明より)


4月23日
アジア記者クラブで
宜野湾市長が講演
 首相官邸前では辺野古実主催による毎週金曜連続行動が行われ、これとほぼ同時刻、明治大学リバティータワーにおいてアジア記者クラブの4月例会が開催されていた。この日の講演者である伊波洋一・宜野湾市長は、「すでにアメリカはグアム、テニアン、マリアナ諸島を拠点とした米軍再編の戦略計画を立て、移転するつもりである」ことを米軍の詳細な資料をもとに明らかにした。「アメリカ側がその意志で動いているのに、日米政府は意図的にこのことを隠し、県内・国内に移転場所を求めて右往左往する。マスコミもおかしい。新基地はまったく必要ない」と伊波市長は訴えた。


4月24日
新宿駅周辺を
緊急デモ行進
 「反戦と抵抗のフェスタ」の呼びかけによる緊急デモが新宿駅東口アルタ前から周辺を回るコースで行われ、新宿駅周辺をおよそ100人の人々がジュゴンのバルーンを先頭に「普天間基地は今すぐ閉鎖せよ!日米安保はいらない!」とアピールした。


4月25日
沖縄県民大会に9万人
東京でも2つの集会
 沖縄では「普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外に移設を求める県民大会」が午後3時より開催され、会場となった読谷村運動広場は9万人以上の参加者で溢れ、周辺道路が渋滞するほどとなった。稲嶺進名護市長、島袋俊夫うるま市長、赤嶺博之勝連漁協組合長、伊波洋一宜野湾市長らが壇上に立ち決意表明をした。稲嶺進名護市長は、この集会を「国民の民主主義を取り戻し、県民の人権を取り戻す闘い」(琉球新報)と表現した。地元普天間高校の生徒が基地の騒音や危険な実態を訴え、「平和を築ける力を私たちは持っている。沖縄に基地は必要ない」と訴えた。全県下41市町村長・議長に加え、参加をためらってきた仲井眞知事も出席。普天間基地閉鎖、国内・県内移設反対の意志が県民の総意であることを示す集会となった。この日は宮古でも集会が行われ、八重山で700人、宮古でも3000人が集まったことが報告された。

 これに呼応して東京では同日同時刻、三宅坂の社会文化会館にて「沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック」、東京、練馬、千葉の各沖縄県人会主催、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」共催による集会が開催された。会場の600席を遙かに上回る1000人が参加し、場内通路や壁際、場外通路や階段にも人が溢れ、熱気に満ちた集会となった。
 同時進行している沖縄集会の様子が大写しになった映像を背景に、沖縄県民に連帯し普天間返還にむけた決意表明が多くの参加者から寄せられた。
 「沖縄・緊急意見広告」運動の発起人の一人である尾形憲さんが、壇上から大声で意見広告運動への賛同を呼びかけた。これに呼応する多くの人々が集会後、会場出口の賛同申込み受付に殺到した。閉会後、会場から赤坂見附を下り日比谷公園までのデモ行進が行われた。

 参加者の多くが、その夜の明治公園でのキャンドル人文字アクション(主催=「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションTOKYO 共催=沖縄一坪反戦地主会関東ブロック、WORLD PEACE NOW)に合流した。参加者たちによって「NO BASE INOKINAWA」の人文字が夜の公園に映し出された。


4月26日
沖縄からの上京団迎え
全電通会館で集会
 前日の沖縄県民大会の決議を持って政府要請行動のため上京した100人の要請団を迎えて「県民大会政府要請団と連帯する集会」が午後6時半より御茶の水・全電通会館ホールで開催された。420席のホールに600人余の参加者がつめかけ、壇上舞台も多数の参加者であふれた。上原成信さんの挨拶につづき、東京県人会の島袋事務局長、翁長雄志(おながたけし)・那覇市長、伊波洋一・宜野湾市長、稲嶺進・名護市長、島袋俊夫・うるま市長、近藤正一議員、照屋寛徳議員、赤嶺政賢議員、糸数慶子議員、山内徳信議員などのあいさつがつづいた。各発言者からは「日替わりメニュー」のごとく毎日変化する鳩山政権への怒りがほとばしる。赤嶺議員は「徳之島は沖縄と兄弟島。沖縄がだめなら徳之島を思いつく政府は歴史を何も知らない」と批判。照屋議員は「これは人間の尊厳をかけた闘いである。だから絶対負けるわけにはいかない」と語気を強めて語った。また糸数議員は「子どもの貧困率は沖縄が一番高い。基地を無くせば子どもの夢をえがける」と訴えた。


4月27日
衆議院議員会館前で
100名が座り込み
 沖縄の各市町村長等からなる要請団の代表は衆議院議員会館前で、これに連帯する本土の市民とともに朝10時前から結集し座り込みを行った。沖縄県民はこれ以上ないほどに基地撤去への闘いを高揚させている。25日の大集会後すぐに現地から上京し、26日の集会のあと、この日の座り込みにも参加、午後はそれぞれ各省庁などに陳情に行く。上京要請団は疲労困ぱいの身体にむち打って必死の行動を続けている。これに応える本土の我々の主体的な闘いとその質が求められている、と深く想った。


4月28日
文京区民センターと
社文で2つの沖縄集会
 「天皇制国家と植民地主義を問う」4・28〜29連続行動が「新しい反安保行動をつくる実行委員会」主催により開催された。「沖縄デー」のこの日、会場となった文京区民センターでは新崎盛暉さんが講演を行った。新崎さんは本土の反安保闘争、沖縄連帯闘争がいかに沖縄に対する無理解の上に構築されてきたかを本土に対して突き付け、改めて戦後の日本本土と沖縄の歴史が全く異なってきた事を解説した。米軍基地の存在は日米安保条約によって「正当化」されている。日米安保と米軍基地は切り離せない。それは平和憲法に直結する問題でもある。
 同日、社会文化会館では6時から「普天間基地即時撤去・県内移設反対東京集会」(主催・4・28沖縄闘争実行委員会、協賛・9条改憲阻止の会)が開催された。
 集会では石橋行受さん(ピースウォーク)、土屋源太郎さん(伊達判決を生かす会)、金城実さん(彫刻家)、山内徳信さん(参議院議員)、服部良一さん(衆議院議員)、吉田正司さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)等が発言し、最後に決議文が採択された。決議文では4月25日の沖縄県民大会に応えるヤマトでのたたかいの大切さが強調され、さらに大きな超党派的枠組みのもとで鳩山内閣に大きく迫る闘いを作っていくことが強調された。


5月1日
日比谷でメーデー
沖縄基地問題も課題
 全労協系のメーデー集会が日比谷野音にて開催され、1万2000人の労働者・市民が結集した。集会では国鉄労働者の解雇問題解決に向けた展望や貧困問題と並んで沖縄普天間基地移設問題も重要な課題として提起された。沖縄・一坪反戦地主の上原成信さんは、「外国軍隊に65年も占領され続けて文句も言えない政府がどこにある」と怒りをこめて訴えた。会場入口では諸団体のビラまきに混じって尾形憲さんが「沖縄・緊急意見広告」運動の呼びかけビラを参加者一人一人に手渡し、賛同人への参加を訴えた。

4・18米軍基地徳之島移設反対集会に参加して
徳之島に米軍基地は絶対作らせない

田中勝浩(連帯労組関西生コン支部) 


 大阪から鹿児島まで約1000km。そして雄大な桜島に見送られながらフェリーで15時間。宣伝カー2台と代表団9人は、やっと徳之島に到着しました。

【島の人達の温かさ】
 島の人達の友好的・協力的な笑顔には本当に圧倒されました。生コン支部の宣伝カーに手を振ってくれるし、頑張ってくださいと励まされるし、ビラも全員の人が受け取ってくれました。それだけではありません。お菓子やお茶までもらい、大阪では全く考えられない街宣活動でした。

【大成功のミニ集会】
 さて初日の夜、武洋一副委員長の地元の公民館でミニ集会が開催されました。
 武洋一副委員長は「徳之島では政治に関わることは何もしなかったが、今回の問題は放置できない」と、熱い口調でシマンチュ(島の人)のオジイ・オバアに語りました。米軍が来たら良いことより悪いことがおおくなると熱弁、皆さん真剣に話を聞かれ、ミニ集会は大成功でした。

【街宣活動を実施】
 反対集会当日は午前9時より行動を開始。2台の宣伝カーで島を2手に分かれ、一周してから10時に会場に合流するという計画です。しかし会場に向かう道中は人・人・人の山。空にはマスコミのヘリコプターがぐるぐる回旋、これは大変な集会になるなと思いました。
【熱気を帯びた大規模集会】
 会場には本当にすごい人が集まっています。1万5000人との公式発表でしたが、本当はもっと来ていたように思います。島の人口が2万7000人ですから、いずれにしてもすごい人達が参集したのです。
 集会に参加した人達は、全員ハチマキ・プラカードを持って基地建設反対を叫んでいます。島民の心はお金では変わらないと、一丸となって訴えていました。 我々が今まで経験したことのないすごい熱気を帯びた集会でした。

沖縄短信


米紙に普天間問題全面広告
 普天間基地閉鎖・新基地建設反対を訴える全面広告が4月28日付米ワシントンポスト紙に掲載された。これは日本の「JUCOネットワーク」と米国の「ネットワーク・フォー・オキナワ(NO)」の2団体によるものだ。広告は「4月25日、数万人のオキナワの人々が県内で新基地建設に反対する集会を開いた」「知事、首長、有権者がこぞって新たな基地に反対している」「この基地は必要ない、とオバマ政権にも伝えよう」と訴えている。
JUCOネットワーク http://jucon.exblog.jp/13565348/


米市民も沖縄に連帯!
 9万人以上を集めて沖縄県民大会が開催された4月25日、米ワシントンの日本大使館前でも「基地閉鎖」「新基地建設反対」「ジュゴンを守れ」と呼びかける抗議集会が行われた。呼びかけたのは「ネットワーク・フォー・オキナワ(NO)」。参加者は「新たな基地建設を拒否する沖縄県民の意志を尊重するよう鳩山首相に要請する」などと訴え、絶滅の危機にあるジュゴンがすむ海を埋め立てることへの反対を確認した。
国内短信

協同労働法案提出
 超党派の国会議員でつくる「協同出資・協同宇経営で働く協同組合法を考える議員連盟」は4月14日の総会で「協同労働の協同組合法案」を了承し、議員立法で今国会に提出し成立を目指すこととなった。働く人々が出資し、経営にも参加するという「協同労働」は雇用者と被雇用者との区別がない。これまでも労働者協同組合として存在してきたが、法的根拠がなかった。法案が成立すれば法人として金融機関からの融資や自治体の委託業務を受けられるようになる。

自立支援法訴訟に勝利的和解
 障害者が福祉・医療サービスを利用するために自己負担をするのは憲法違反だとして家平悟さんらが国を相手に訴えてきた障害者自立支援法違憲訴訟が4月21日東京地裁で開かれ、同法廃止も盛り込んだ和解が成立した。全国14地裁、71人の原告による同訴訟はすべて集結した。これに先立ち原告側と国(厚労省)は1月7日、応益負担の速やかな廃止、2013年8月までに同法を廃止し新たな福祉制度の実施などで基本合意していた。


改正国民年金法が成立
 障害年金の加算制度を拡充する改正国民年金法案が4月21日の参院本会議で全会一致で可決・成立した。施行は来年4月。改正後は障害年金受給開始後に結婚、子供が生まれた場合も加算対象になる。


水俣病訴訟、和解へ
 水俣病と認められない被害者らでつくる水俣病不知火患者会は3月28日、原告団総会を開き、国・熊本県・チッソの3者を相手に損害賠償を求めている訴訟で熊本地裁が示した和解案の受け入れを賛成多数で決めた。被告側3者は受け入れを決めており、これで和解に向けた合意が成立する見通しだ。


島原原発、506件の点検漏れを報告
 中国電力は4月30日、島原原発1・2号機の点検漏れの数が506件にのぼっているとする中間報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。問題の発端となったのは、昨年6月、原子炉格納容器内の圧力調整弁を動かす電動機の点検期間が大幅に超過しているとのメーカーからの連絡である。今年1月になってこの問題が社内会議で取りあげられ、調査してわかった。同社はこの事実を3月30日になって公表し、保安院が4月30日までに調査報告をするように指示していた。メーカーから異常が通報されてから半年間も放置されていたことになり、報告まで10カ月もかかるずさんな「安全管理」の実態が明らかとなった。


完全失業率が5・0%に悪化
 総務省が4月30日発表した労働力調査によると、3月の完全失業率は5・0%と前月比0・1ポイント悪化した。完全失業者数は350万人と、前年同月比15万人の増加。前年同月比で連続17カ月増加している。増加のうちわけを見ると解雇や非正規労働者の雇い止めなど「非自発的失業」の増加が著しい。


JR西日本元社長ら3人を強制起訴
 107人が死亡した2005年のJR宝塚線脱線事故では、当時、検察はJR西日本の歴代社長3人(井手正敬元会長、南谷昌次郎前会長、垣内剛元社長を不起訴処分とした。今回、神戸第一検察審査会の起訴議決を受けて検察官役に指定された弁護士は4月23日、3人を業務上過失致死傷罪で在宅のまま強制起訴した。検察審査会の今年3月の起訴議決は、社長として宝塚線の急カーブの危険性を知る立場にあり、部下に「権限委任」という形で責任を免れることはできないと判断していた。

国際短信

母親と子どもの命を救おう!
 国連のパン・ギムン事務総長は4月14日、国連本部で「カウントダウン2015」を発足させ、妊産婦死亡削減などの目標達成の努力強化を訴えた。英医学雑誌『ランセット』最新号によると、世界の妊産婦死亡は28年間で35%減っているが、2008年でなお34万2900人が死亡していると推定している。

上海万博開催
 上海万博が5月1日から開催された。240余りの国・地域・国際機関が参加し、入場者も70年の大阪万博の6400万人を上回る7000万人を見込んでいる。これは北京オリンピックと共に中国の経済成長の「成果」である。中国は70年代末から改革開放政策に転じ、「世界の工場」そして「世界の市場」へと経済成長を遂げることができた。今年中に日本を抜き世界第2の経済大国となると見られている。


金総書記4年ぶりに訪中
 北朝鮮の金正日総書記が5月3日、列車で中国を訪れた。胡錦濤国家主席と首脳会談をし、核問題を巡る6者協議や北朝鮮への経済援助問題などを協議するとみられる。金総書記の訪中は2006年1月以来4年ぶり。
欧米金融機関が非人道兵器メーカー7社に4兆円融資
 クラスター爆弾の禁止を目指すNGOネットワーク「クラスター兵器連合」のトーマス・ナッシュ氏が4月14日の記者会見で、欧米などの146の金融機関が、クラスター爆弾を製造している7社に計430億ドル(約4兆円)の資金提供をしている事を示す報告書を発表した。報告書によればバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、シティグループ、ドイツ銀行などが名を連ねている。また報告書はクラスター爆弾の完全廃棄をめざす国際条約に調印した105カ国政府に対し、7企業への投資の禁止を求めている。
米政府、ゴールドマンを提訴
 米証券取引委員会は4月16日、米金融大手のゴールドマン・サックスを証券詐欺の疑いでニューヨーク連邦地裁に提訴したと発表した。ゴールドマンは低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)を組み込んだ金融商品を、値下がりすることを予想しながら投資家に売りつけ、巨額の利益を得ていた。米メディアによると、投資家の損失は数十億ドル(数千億円)にのぼると見られる。

米大統領、金融改革に意欲的姿勢
 オバマ米大統領は4月16日、ホワイトハウスで開かれた会合で、金融派生商品など高リスクの取引への規制強化に意欲を示し、規制強化が盛り込まれないなら拒否権発動も辞さないとの姿勢を示し、「ウォール街の無責任な投機の代償を国民が払わなければならないようになることは、二度とあってはならない」と強調した。

ウォール街で1万人デモ
 米国各地から集まった労働者約1万人が4月29日、ニューヨークのウォール街で銀行の利益至上主義を糾弾するデモをおこなった。主催は労働総同盟産別会議(AFL―CIO)。金融危機に際して大手銀行は公的資金による支援で助けられたが米国民の多くは雇用不安を抱えている。
ギリシャ経済危機の影響拡大
 ギリシャやポルトガルなどの財政危機が世界の金融市場に影響を及ぼし、欧米・日本の株式市場が4月27日に急落している。ギリシャ政府は国際通貨基金(IMF)への支援要請に踏み切ったことで、増税や年金の削減などが避けられないと見られる。

中南米諸国の動き

ベネズエラで独立闘争開始200周年記念行事

 ベネズエラの首都カラカスで4月19日、スペインからの独立闘争開始200周年を祝う記念行事が行われた。この日は、1810年4月19日、カラカス市参事会が宗主国スペインから派遣された将軍を解任し、自治都市を宣言した日にあたる。
 この日、カラカス市内の大通りでは祝賀パレードが催され、軍隊、市民、世界各国の社会団体など約1万2000人が参加した。記念行事には中南米を中心に14カ国の政府代表が来賓として出席した。
資本主義が死滅するか、地球が死滅するか
 南米ボリビアで4月20日、モラレス政権と社会運動団体の呼びかけによる「気候変動に関する第1回世界諸国民会議」が開催され、コチャバンバ近郊のティクイアパには世界129カ国の環境運動、先住民団体活動家、政府代表など約2万人が集まった。
 開会式でモラレス大統領は「資本主義は不平等と同義語であり、母なる大地の破壊と同義語だ。資本主義が死滅するか、さもなくば地球が死滅するかだ」と演説した。
第2回BRICs首脳会議をブラジルで開催
 経済新興国ブラジル・ロシア・インド・中国(BRICs)の4カ国がブラジルの首都ブラジリアで4月15日、第2回首脳会議を開催し、共同声明を採択した。昨年6月にロシアで開かれて以来、第2回目となる。
 BRICs4カ国の国内総生産(GDP)は世界の4分の1を占め、また人口は世界人口の42%を占める。共同声明は「国際法および、すべての国の平等、互恵、協力、共同行動と集団的な決定参画に基づく多極的で平等かつ民主的な世界秩序を支持する」とし、国連における先進国偏重姿勢の改革を主張している。

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