第31号(2011/1/1)●1面
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年頭にあたって
人が人らしく生きられる社会へ
東アジア・沖縄民衆と結び安保破棄を
「反資本主義左翼」挑戦への大きな協働を


世界の激動の中心舞台がアジアに
 世界金融恐慌が、欧州各国にソブリン危機(国家財政の破綻)のドミノ式連鎖へと広がり、その震源であるドル・核帝国アメリカは世界支配の覇権の衰退の度を深めたこと。資本主義中国が世界第二位へと急成長をとげ、世界の経済・政治の激動の中心舞台が「成長のアジア」に移ったこと。そして、カネ(資本)の暴走が新興国のバブル経済を臨界点に押し上げ、各国が生き残りのために通貨,通商、資源確保、開発をめぐって争い、互いの首を締め合っていること。また民衆の資本と国家への不安や怒りを民族排外主義・ナショナリズムの煽動で外へそらす方向が強まり、一部に新たなファッシズムがその姿を見せ始めていること。アメリカの没落過程は、ドル暴落によるドル本位変動相場制の崩壊の予兆、新興国のソブリン危機の可能性を秘めて進行中であること。
 これが、資本主義体制の根本的危機に由来する、この1年の際だった特徴です。


資本と国家とのせめぎあいの歴史的激動期に
 他方で、ギリシャ、フランスなど世界で、経済危機を労働者民衆に転嫁し、賃金切り下げ、失業など犠牲を強いる資本家階級に対して、労働者が起ち上がり、ゼネストや百万、数百万単位の集会・デモが闘われています。明らかに、労働者が前に出て資本と国家との闘いの時代が始まりを告げた。その大波濤のなかで、危機にある資本主義を打倒し新たな社会主義をめざす「反資本主義新党」への革命主体をめざす取り組みも広がり、中南米の闘いの発展ともに、世界は「資本主義の延命か、それとも21世紀社会主義か」をめぐるせめぎあいの歴史的激動期に入りました。
 沖縄民衆の普天間米軍基地の「県内移設反対」と「新しい沖縄」をめざす闘い、関西生コン労働者の建設独占資本と真っ向勝負を挑んだ長期ストライキの勝利によって金融恐慌下のモデルを示した闘いも、これら世界の先端に位置する闘いです。
 わたしたちは、こうした情勢と闘いに宿る未来への希望に確信をもち、沖縄と関生の闘いを運動の戦略的課題とし、全国に広げ、激動する情勢を主導的に切り開く新年の闘いに挑みます。


アメリカと財界重視の菅政権の暴走を打ち砕け
 史上最大の国家財政破綻に苦しむ米オバマ政権は、経済的には中国に依存しつつも、その軍事大国化に対して、日米安保同盟進化と米軍・自衛隊の一体的再編、東アジアの中心に位置する沖縄の米軍基地強化をもって中国を牽制し、朝鮮に対する米日韓による軍事的挑発を拡大し、東―南西アジアの覇権をめぐる中国包囲網形成を急いでいます。
 こうして激動の中心舞台に競りあがったアジアで、米・中・韓・朝鮮・ロ・南西アジア諸国などとの四つ巴の抗争に叩き込まれた菅政権は、「対等な日米関係」「生活が第一」などの政権交代の公約を投げ捨て、旧来の自民党政治に後退し、日米軍事同盟にすがりついて生き延びる危険な道に舵を切り、暴走しています。
 東アジアにおいて日を追って深まる朝鮮半島危機(新たな戦争の危険)、その最大の責任と原因は、「尖閣諸島事件」、「延坪島砲撃事件」などを口実にした日米韓の戦争挑発にあります。
 この状況のなかで、新年、東アジアの一員としてここに平和に生きる願いをもって、九条改憲阻止と日米安保破棄の政治目標を鮮明とし、先の侵略戦争の責任と反省に立ち、東アジアの「平和・友好・連帯」の実現をめざす闘いを強めよう。
 具体的には、社会変革を展望した労働運動を基盤に、沖縄普天間基地の即時閉鎖・辺野古新基地建設阻止・「日米合意」撤回、朝鮮との即時無条件での国交回復の交渉再開、自衛隊を新たな侵略軍に強化し、沖縄先島への配備・武器輸出三原則緩和を狙う「新防衛大綱」やTPP参加反対などの課題を、法人税減税とセットの大増税反対、反失業などの闘いと結び闘おう。


資本主義と真っ向闘う革命21の組織的飛躍へ
 最後に、重要なことは、激変し激動する局面で、左翼・左派勢力が、自立した政治勢力としてこの情勢を主導的に切り開けず立ち遅れ、無力であることです。
 わたしたちは、新時代社と共同で昨秋11月に東京と大阪で国際労働者シンポジウムを開き、フランスや韓国の代表を招き、その経験に学び、日本における「反資本主義左翼」への挑戦の最初の一歩を踏み出しました。これが大きな奔流となり、希望あるものになっていくよう、多方面のできるだけ多くの志ある人々と討論し協働していきます。
 そのためにも、わたしたちは労働運動を基盤にした「運動型新党・革命21」の準備会段階からの脱皮と組織的飛躍をもって、労働運動の下から左翼勢力結集に向かって気運を作り、一つの頼りにされる推進力たらんと考えています。
 金融資本の暴走を打ち砕き、労働を人間の元に取り返し、若者が希望を持ち、人が人らしく生きられる社会をめざして闘います。
 時代の求めに応え、好機の前髪をつかんで闘う気概と決意を持って、新年の挨拶とします。  

革命21準備会(文責 事務局)


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