第43号(2012/1 /1)●1面
HOMEへ




 2011年1月、わたしたちは準備会に区切りをつけ、7月に新たな組織的飛躍に挑むことを決定しました。その直後、3・11東北大震災・原発震災が起こりました。
 この未曾有の事態は、沖縄と「フクシマ」―日米核・軍事独占と結んだわが国歴代自民党政権の国家犯罪というべき国策の誤りをただし、その根にある日米核・安保体制を打破する闘い、その元凶である資本主義と近代原子力文明を根本より変革することを鋭く問いました。それは同時に、鮮明な構想・プログラムを掲げた対抗勢力とその組織的推進力の形成が急務であることを突き出しました。
 準備会の掲げた「変えよう!日本を、世界を」が情勢とぴったりと重なりあう時機到来となったのです。わたしたちは時機を失することを恐れました。中東の民衆革命、米国や世界でその後のウォール街占拠に連なる新たな闘いの開始が、わたしたちの背中を押しました。大震災・原発暴発の予断を許さぬ状況と関生の13名の仲間への権力弾圧の只中でありながらも、「革命21」結成に踏み切った所以です。
 わたしたちは、獄中の仲間を奪還し、ここに「革命21」結成を公表し、不退転の決意で力強く一歩を踏み出すことを、全国の同行の仲間と共に宣言します。


歴史の大きな変化の時がきた

今、時代は、わたしたち一人ひとりの小さい、狭い経験などでは越えようのない尋常ならざる歴史的転換期にあります。「唯一の超大国アメリカの時代」が終わりを告げ、資本の「カネ儲け」のための暴走と延命のための悪政が、世界の自然環境を壊し、地球温暖化と世界的な食糧危機を生じさせ、人間が人間であることを否定するような格差と貧困の連鎖をつくりだし、かけがえのない地球的自然と人間の生命や生活を、根こそぎ破壊しています。このことは、3・11東北大震災・原発暴発の事態として、わが日本において、象徴的にあらわれています。

米国発「世界恐慌」の始まりに象徴される現代資本主義の危機は、現在もアメリカの基軸通貨・ドル崩壊の危機、ギリシャなど欧州諸国、新興国を覆う世界大の金融危機として進行しつつあります。この危機は、資本主義が資本主義をやめる以外に解決しようのない根本矛盾の現れにほかなりません。ウォール街の占拠闘争の世界的拡がり、中南米の闘い、ドイツをはじめ世界の「脱原発」の大きな流れにみるように、世界は「99%」の労働者民衆と富を独占する「1%」の金融資本家たちとの闘いの新たな階級闘争の時代に入りました。それは、労働者民衆による資本転覆によって人類の共有財であるべき水、食糧、エネルギー資源をはじめ労働によって生み出された全てのものと未来とを取り返していく新しい革命の時代への、総じて「もうひとつの世界」への移行期といえます。この時代の求める課題とは、いかに資本主義を倒す主体を形成するかにあります。世界は新たな主体をめぐる政治再編期を迎えています。

時代の求めるところに起つ

 これは、没落しつつある米帝国との運命共同体として、アメリカいいなりに「原子力の平和利用」を合言葉に、国策として日米原発独占と結んで原発政策を推進し、また沖縄の民意を踏みにじり普天間米軍基地固定化・辺野古新基地建設推進・米軍と自衛隊一体強化・南西諸島の軍事化をもって、9条改憲・日米軍事同盟深化の道を歩む日本においてこそ、急を要する課題です。
 3・11事態の中で、日本のエネルギー政策の大転換と原子力に頼らない社会の実現などの声が大きくなっています。これまでの社会・経済・暮らし・科学技術・都市と村のあり方を根本から見直し、「どういう日本を、社会を創っていくのか」といった問いが発せられ、意識と価値観の大転換が生まれ、人々が団結し闘う条件が大きく広がっています。
 わたしたちは危惧しています。大震災のなかで、支配の側からの「国難」への総動員政治が、原発推進、日米軍事同盟の深化、新自由主義的「復興」、消費税増税、年金など福祉政策の切捨てなどの画策と共に進行し、同時に新たなナショナリズムや排外主義、ファッシズムが台頭し始めていることです。
 独占資本と政府の新自由主義的な上からの「復興」か。
 地域とそこに生きる民衆の自立・協同による新しい社会の再生・創造か。
 この3・11大震災下の歴史的分岐点において、脱原発、反原発の新しい闘いのうねり、沖縄の米軍基地撤去・平和への願いと共にあって、原発・沖縄・TPP・消費税・年金政策推進の根にある日米核安保同盟を打破し、資本主義を根本より変革することが求められています。そのためにも鮮明な構想・プログラムを掲げた対抗勢力とその「芯張り棒」となる推進力の形成が急務です。

21世紀社会主義をめざし
「運動型」の新しい解放組織に挑戦

 わたしたちは、こうした推進力の一つとなる「運動型新党」の建設に挑戦します。日本労働運動の戦闘的再生に立脚し、労働者民衆が自ら創り出すこの組織は、従来の「党」のもつイメージを払拭したものをめざします。
 なぜなら、わたしたちがめざす「協同組合型社会(アソシエーション)」の実現に向かう「21世紀社会主義革命」(アソシエーション革命)への挑戦が、それにふさわしい「21世紀の新しい型の党」を必要としているからです。
 わたしたちは、個々の運動が過去において生み出し現在も引きずっている排他性、分裂志向、不毛な党派間抗争を自己目的化するような愚を克服し、多様な諸政治勢力の可能な限りの同権的協働を、互いの人間的・同志的信頼を尊重して、共に闘いたいと願うものです。
 この新しい挑戦。
それは、3・11事態が問うたように、わたしたち一人一人がその生き方、働き方、暮らし方を変えることを意味し、それが世界を変えることに通じます。

わたしたちは
呼びかけます

 この新組織の結成は、ここに閉じるのではなく、まず自ら起って一つの革命集団となり、全国各地で諸革命集団の立ち上がりを呼びかけ、ともに大きな「反資本主義(新党)・左翼再生」への合流・団結・協働をめざすものです。よってこの新組織はそれを望む全ての人々に開かれています。

 わたしたちは、全ての人々――出自や性差を問わず、人間の生存そのものを脅かされ、抵抗し闘いに起ち上がった青年をはじめ、労働組合活動家、農民組合活動家、地域の活動家、被差別民衆の皆さんに、また左翼再生のためにはその「解体的出直し」も厭わない全てのコミュニスト、社会主義者に呼びかけます。
 日本を変える一歩を踏み出す時は、今しかありません。
 それは、わたしたち一人ひとりの決意と行動にかかっています。
 日本を変え、世界を変えよう!
 わたしたちを変えよう!
 志を高く、世の中を変える闘いに、喜びと誇りをもってのぞもう!
       2012年1月   革命21
(関連する結成総会報告は9面を参照)
 


HOMEトップへお問い合わせプライバシー・ポリシー
革命21 Copyright (c)2008 All Rights Reserved