
●突然の一方的な廃業・解雇の通知
東京品川駅前に建つ明治4年創業の老舗、京品ホテル。この不況の中でも順調な黒字経営を続けてきたにもかかわらず、他で勝手に借金をつくったオーナーの小林社長によって突然、廃業・解雇が従業員に言い渡された。従業員には何の落ち度もないにもかかわらず、小林社長の借金の責任を取らされ、失業させられようとしたのである。この「すじちがいの責任転嫁」に対して立ち上がった京品ホテル従業員たちは自主営業を始めた。ホテル前の壁には支援の仲間からのゲキが貼り出され、また廃業・解雇撤回を求める署名活動が続けられている。古くからお付き合いしてきた周辺の住民や、食材などの仕出し業者からもあたたかい応援の声と支援の署名があつまり、開始から1ヶ月で18500筆の署名が集まった。   ●バクチのツケを働く人に押しつける
11月21日、自主営業開始30日めのこの日に支援・連帯する仲間たちとともに屋上にて集会がおこなわれた。このホテルの転売先として「LCホテルズ」の名前があがっており、そこを突き止め、抗議を続けてきたが、本日、LCホテルズから「買い手を降りる」との情報が入り、まず司会からその報告があった。
| 屋上のビヤホールが集会場所 |
買い手のLCホテルズが降りました! |
つぎに東京ユニオンの阿部事務局長からのあいさつ「普通は追い立てられる方がつぶれるものだが、追い立てるほう(小林社長の借金先はリーマン・ブラザーズ系列)がつぶれてしまうという、かなり奇妙なことが起こっている。これから(立ち退きの)強制執行があるかも知れないが、それをはねかえして闘おう。我々は当該支部を支え、また支えられてきた。必ずや当該支部の勝利を勝ちとろう」と結んだ。
次に佐高信さんからあいさつがあった。「実際に働いている人たちがたちあがった。これは一般の人たちに強い印象を与えている。愚かな経営者に経営は任せられない。みごとにピエロを演じているあの人たちがいなくても働く者たちがあつまってちゃんと職場管理はできるのだということです。お客のお金まで使ってバクチをやり、失敗したツケを働いている人たちに回すという事を許してはならない。ホテルのバックにはリーマンがいる。この闘いはアメリカ資本とのグローバルな闘いでありたたかいの原点。自信を持って支援を続けていこう」 社民党衆議院議員保坂展人氏は「派遣・非正規切り捨てを許さない怒りのホットラインを開設したところ、製造業の人などから多くの相談があった。9月中旬にリーマンがコケた。その子会社が問答無用で京品ホテルを奪おうとしている。LCホテルズが降りたのはまだ第一段階に過ぎない。働くものを、まるでパソコンのキーボードでも叩くように簡単に排除する態度は許せない。破たんした側のルールに従うのか、ちゃんと働いて利益も上げている側のルールが正しいのか。由緒あるホテルを守って闘おう」と呼びかけた。
次に連合から小島総合政策局長から「みなさんの働きがあるから支援がある。解雇撤回の裁判とともに立ち退きの裁判も続いていくが、それがいかに不当であるかを明らかにしていってほしい。私たちは連帯し支援していく」と力強いはげましのことばがあった。●お前たちの代わりはいくらでもいる!
このあと、同じように不当解雇や理不尽な弾圧にあっている労組の仲間たちからの発言があった。全日建連帯労組から、「10月いっぱいでクビにされた。背後には太平洋セメントがあり、おまえたちの代わりはいくらでもいると言われた。今度はこちらから言ってやろう。『おまえたちの代わりはいくらでもいる』と!」
管理職ユニオン設楽さんは「全世界で、ゴールドマンサックスやリーマンのようなハゲタカファンドによって薬品医療メーカーなどの株が買い占められた結果、争議がおこっている。京品のたたかいも全世界労働者の闘いに連なっています。がんばりましょう」と語った。
下町ユニオンの仲間からは、「私たちも2000年、大企業のエゴで会社が倒産し、泣き寝入りをやめようとビルを占拠してたたかったが、労組員ひとりひとりに対して損害賠償をおこすという汚いやり方に遭った。たくさんの仲間が集まっています。めげないで頑張りましょう」と呼びかけた。 KDDI子会社のKDDIエボルバで働く派遣ユニオンから「2010年に雇用契約が打ち切られることが決まり、今も些細なことを理由に継続うちきりにされている。倫理を失った経営者に対して、労組への署名がこんなにあつまるのは、従業員が愛されている証拠です。」

| 署名が集まるのは従業員が愛されているから。派遣ユニオンの仲間 |
●おおきな輪がひろがっている
全労金石田委員長から「私たちの組合に加盟する全国8000名が注目しています。支援提案は満場一致で決定されました。私たちは必ず勝てます。がんばりましょう。」
東京ユニオン京品支部渡辺委員長から、5月の団交以来の経過が報告された。「ここはビアガーデン跡です。みんなで思い出を語り合いながら片づけました。働くことが生活にむすびついていました。いま、組合に関係ない人までがどんどん署名してくれています。おかしいことはおかしいという大きな輪がひろがっている」と締めくくった。 北海道からお客さんが泊まりにきて、その際、北海道で集めた署名を120名分持ってきてくれたこと、スウェーデンやBBCなど外国メディアも注目していることなどの報告があり、最後にゲキを持参して千葉からかけつけてくれた、なのはなユニオンの仲間による「ベンセレーモス」などの歌の披露のあと、全員で「ウィシャルオーバーカム」を歌った。
  
| 最後にWe
Shall Overcome を歌う |
団結がんばろー! |
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