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●G8対抗アクション報告 2008年7月6日 |
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主催:脱WTO/FTA草の根キャンペーン実行委員会 日時:7月6日(日)12:30〜17:00 場所:札幌エルプラザ環境研修室 参加人数:約60人
食料危機はなぜ起きたのか―G8が進める自由貿易の問題点 ※資料参照 ![]() タイ農業の状況と自由化 タイは米を900万トン輸出している。 タイ政府は、タイを世界の台所にしようとしている。タイ国民は値段の高い米を買わざるを得ない。タイでは、米価が高騰する一方で、農民が受け取る販売価格は低い。これに対して北部タイの農民が抗議している。ここ数年、ゴムの価格が高騰し、稲作農家がゴムへ転換している。 食料危機を解決するために、多くの国の政府は、農業へ投資し、市場を自由化しようとしている。また、集約的農業が必要という考え方がある。これは、農業の工業化だ。これによって、もっとひどい状況が生み出される。 ビアカンペシーナは、世界市場に依存した食糧生産を削減すべきだと考える。また、食料危機から脱出することは、食料を入手することだけを意味するのではなく、農民がものごとを決める権利を持つこと、食料の分配をフェアにすることが含まれる。多様な農作物を作る体制を開発する必要がある。これは食事のバランスをよくすることにもつながる。ビアカンペシーナは小農が世界の食料をまかなえると確信する。
(オーストラリア、公正な貿易政策と投資のためのネットワーク) 危機にある貿易―G8が進める自由貿易の問題点 オーストラリアは伝統的に輸出に依存してきた。羊毛など。 採掘資源を輸出している。また、広大な土地を農業に使っている。 長い間資源に依存してきたが、これは持続不可能なものだ。 農作物では、3分の2が輸出向けだ。 環境問題は、貿易・輸出と深く関連している。現在ままでは、2050年には1700万ヘクタールが塩害の被害を受ける。 オーストラリアは世界市場にも影響を与えている。石炭など。 私たちが化石燃料を輸出することによって、その輸入国のCO2排出に加担している。 気候変動に関して、オーストラリア産の石炭が影響を与えている。 オーストラリアの石炭を輸入しているのは南の国が多い。 オーストラリアでは、食料危機の危機感が薄い。 小農が企業農業に変わる中で、貿易政策に影響が出てきている。一例を挙げると、価格設定では1社が決定権を持つということもある。 オーストラリア小麦委員会というのが強い影響力を持っているが、そこは輸出するときの値段をコントロールしている。 オーストラリアの前政権は二国間の自由貿易協定を積極的に推進した。現在、10ヶ国と交渉している。 ![]() 中国の新自由主義経済と貿易問題 中国では、米価が高騰している。 08年から中国に食料加工企業が入ってきた。 中国では、WTO加盟後、穀物の自給率がどんどん下がっている。 中国は世界の食料消費の5分の1を占めるので、その影響は大きい。
インド農業と農民の実態 インドでは、国民の60%が農民だ。6億人が農民ということ。 産業の状況は、製造業は13.1%の成長率、サービス業は13.3%の成長率、工業は5.1%の成長率、農業は2.1%の成長率だ。 インドでは10年間で15万件の農家の自殺が発生。 自給農業や家族農業がどんどん追い出されていっている。 1990年代に、輸出を目的として、商品作物への転換が始まった。
北海道農業の現状と自由化 ※資料参照。 全体討論を経て終了。最後に主催者を代表して大野和興氏が「今、農民も、それを加工する労働者も、それを食べる若者も、みんな貧困の中にいる。農家が飯を食えるようになるだけでなく、これら労働者や若者みんながちゃんと飯を食えるようにならなければ、食糧危機は本当の意味で解決しない」と締めくくった。 |
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