13歳で日本に連れてこられ、昼も夜も働いて給料も支払われずに帰された。「あそこに私たちの寄宿舎があった」と指さすハルモニ。
終戦の年はとても寒く雪が積もった。幼かった私たちは布団と毛布一枚で震えながら故郷の母を思って泣いた。私たちは今80歳を超え、もうこれが最後になるかも知れない。だから社長が出てきて謝罪するまで1ヶ月でも2ヶ月でもここでがんばります。
幼い少女を働かせるなどあってはならない事だ。どうしてこんなことをするのか理解できない。しかも、敷地にいくらも入ってないのに出ていけとはなにごとか!このままで帰れると思うのか。しかし、日本人の中にも遠くから支援に来てくれている人がいて、心強い。
ついに警察が登場。警察はしばらく前から9人ほどが集まり、こちらの様子を撮影しながら抗議の様子をみていたが、二人ほどがこちらにやってきて「責任者と話し合いたい」と言ってきた。「警察は民事に介入するのか!この問題はあなたたちには関係ない。逮捕するならしてみろ!警察は帰れ!」支援者たちの激しい怒りの声に囲まれ、結局すごすごと退散していった
夕闇がせまる時刻になった。警備側も譲歩し「構内に慰霊塔があります。そこに原告団の代表一人と通訳一人に献花してもらうことで、闘争を収拾していただきたい。」 こちら側は原告5人全員を構内に入れるように申し入れ。何度も交渉した結果、こちらの要求を勝ち取ることができた。鉄門扉を開けて中に入るハルモニたち。
今日はいったんこれで収拾したが、社長の謝罪と未払い給与の支払いを勝ち取るまで、闘いは続く。翌日は朝から同じ正門前で再び抗議闘争をやることを確認し、力強くシュプレヒコールを叫んで締めくくった。抗議行動は、このあと9日に東京でも行い、ふたたび富山に帰って不二越本社前でも続ける予定。詳細は『コモンズ』紙17号に掲載